理化学研究所は7日、STAP細胞の論文不正問題で研究不正を認定した元研究員の小保方晴子氏(31)から、論文掲載料約60万円が返還されたと発表した。理研が研究費の一部として3月下旬以降、小保方氏に返還を求めていたもので、国に返納する。
曲美理研によると、6日付で振り込みがあった。小保方氏の代理人弁護士の事務所は「理研側の調査には納得していないが、これ以上の係争を避けるため」とのコメントを出した。
請求されていたのは、昨年1月に英科学誌ネイチャーに掲載され、その後、撤回されたSTAP細胞論文2本の掲載料。研究自体は行われたとして、研究費の総額約3500万円や、不正の調査や検証にかけた8360万円については対象外とされた。理研は3月23日以降、複数回にわたって小保方氏に費用の返還を請求。本人から反応はなかったが、今月はじめに代理人弁護士を通じて支払いの意思表示があったという。
三体牛鞭
PR