第87回アカデミー賞授賞式が行われ、長編アニメーション賞にノミネートされたスタジオジブリの高畑勲監督(79)の「かぐや姫の物語」は受賞を逃した。
男根増長素受賞したのはディズニーの3DCGアニメ「ベイマックス」。昨年、ジブリの盟友、宮崎駿監督(74)の「風立ちぬ」が、「アナと雪の女王」に破れたのと同じ状況になった。
3DCGアニメが世界を席巻する中、線で絵を描くことを貫いた高畑監督の思いは実らなかった。「非常に残念なのは多くの作品が立体なこと。平面で絵で表現することが認められたら、これからも隆盛になる可能性もあった。世界全体を見れば、あの手法をやり抜いたことは評価されるべきじゃないか」。表情と言葉に悔しさがにじんだ。
壮三天
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