日本が物質的な豊かさを獲得した結果、社会をどうする、歴史とどうかかわる、というグランドデザインは語られにくくなった。「理想」を求める大きな物語が成立しなくなり、若者の知的エネルギーは、身近な「実務」へと向かった。「実務の時代っていうのは、つまり、金をもうけて何が悪い、っていうことだよね。これ、我輩の知り合いの大学教授も、同じような事を嘆いていた。
最近老略男女問わず、国語力が落ちている様に思う。あちこちのブログを読んでいると、トンチンカンな文章や、何を言いたのかさっぱり分からない文章、日本語の文法が出来ていない文章、書き言葉と口語の区別がついていない文章が多い。ブログの過半数がそんな文章で、読むに値しないものばかりである。我輩思うに、この原因は本を読まなくなった事が大きな原因であると思う。
小さな頃からテレビがあって、テレビは全部説明してくれるから、自分の頭で考えたり想像したりする事が少ない。当然字や言葉、文法も覚えない。我輩の場合、義務教育を受ける前から本を読んでた。身近にいつも本があった。今にして思うとありゃ親が仕向けていたんだな。
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